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2024.03.24 Sunday

立ち上げ易し、継続難し、止めるのはもっと難し

お彼岸も過ぎたのに、天候不順の日が続いています。昨日も、市内で様々なイベントが開催されてたようですが、どこも軒並み観客がまばらで、何となく気の毒な感じがしました。うららかな春の陽射しが待ち遠しいですね。

 

昨年後半辺りから、頻繁に届くようになった、信用調査会社の倒産メール。

 

コロナ禍では、多くの企業が、低金利、半年ほどの返済猶予期間有りの融資を受け、何とかあの厳しい状況を乗り切ってきたわけですが、いつまでも返済を猶予してもらえるほど、世間は甘くありません。

 

返済がそろそろ始まったタイミングで、コロナ以降も売上が戻らない企業では、返済が滞り、倒産という図式になっているようです。

 

フットクリエイトのようなパパママストアでも、あの頃は何カ月もお客様が来られない日々を過ごした時期があり、もうこのタイミングで止めた方が良いかもなあと考えた時もありました。なので、何人も人を雇用しているような企業では、本当に大変だったと思います。

 

会社を立ち上げたり、新しいビジネスを始めたりするのには、体力、気力、資金など、エネルギーが必要ですが、それを何とか乗り切ることができるのは、そこに大きな夢や希望があるからです。

 

でも、会社を立ち上げた後は、今度はそれを継続していかなければなりません。

 

人を雇えば人件費や社会保険料、店舗を借りれば家賃に光熱費、通信費など、売上があってもなかっても、継続的な出費があります。

 

ビジネスが順調であれば、何も問題は無いのですが、考えていたような需要が無い、お客さんが来ない、売り上げが立たないとなると、思い描いた夢や希望はどこかへ消え去り、徐々に追い詰められていく。

 

起業の生存率という統計によると、起業して1年後に残っているのは7割ほど、3年後では半分となり、10年後も生き残っているのは25%程度とのこと。(統計によって数字にはばらつきがあります)

 

取引先やお知り合いの企業などを見ていても、しんどいやろなあと思うところもあり、企業を継続していくことが、いかに大変であるかを思い知らされています。

 

でも、もっと大変なのは、事業の行く末を考え、どこかで止めるという決断をするとき。

 

まだ経験したことはありませんが、たぶん、これが一番エネルギーが要ることではないかと思っています。

 

こんなことを考えてみると、フットクリエイトが30年近くも継続できているのは、ほとんど奇跡的なことで、私達を信じ、支持してくださっているお客様がいてくださっていることに、感謝しかないと思う今日この頃です。

 

歩きたくなる靴はフットクリエイト。本日、明日は定休日です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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